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食の挑戦 嗜好品

アイス提案を加速/味の素AGF~食の挑戦⑥~

投稿日:2023年3月27日

牛乳ならではの濃厚感

味の素AGF
コンシューマービジネス部
坂本 今日子氏

坂本氏

スティックカテゴリーでトップを走る、味の素AGFがアイス提案を加速させる。3月1日発売の春夏限定「ブレンディ スティック クリーミーアイスオレ」シリーズは、冷たい牛乳で本格的なアイスカフェオレが楽しめる。開発を担当したコンシューマービジネス部マーケティング第1グループグループ長代理の坂本氏は「おいしさの秘密はクリーミングパウダーにある」と、商品にかける思いを語ってくれた。

―商品について。
「ブレンディ スティック クリーミーアイスオレ」シリーズは、スティック1本に冷たい牛乳を注ぐだけで甘く、リッチな味わいが楽しめる。
昨年まで「同 冷たい牛乳で飲む」シリーズで展開していたが、4年目を迎えリニューアルを図った。「クリーミー」というワードが、味わいを想起しやすいことからネーミングに採用。これまでもゴクゴク飲む止渇系ではなく、夏に甘くこってり濃厚なスイーツを楽しみたいというニーズを捉え好調だったが、リニューアルを機に品質の高さをさらに訴求する。

―おいしさのポイントは。
最大の特長は出来上がりの濃厚感。それは味の素グループの技術を結集させ作り上げた独自のクリーミングパウダーによるもの。冷たい牛乳でも簡単に溶け、牛乳との相乗効果で満足感が続く贅沢なコクが生まれる。「カフェオレ」「ココア・オレ」「抹茶オレ」に、今年からスイーツの王道キャラメルフレーバーの「キャラメルオレ」を追加した。

―マーケティングについて。
スティックの大半はホットで飲まれており、アイスはまだ1割程度と大きな伸びしろがある。クリーミングパウダーが、冷たい牛乳に溶けることが浸透していないのも課題。今後は溶けやすいという機能面、バラエティ豊かな味わいのコミュニケーションを考えている。リニューアル前からリピーターは多く、味には自信がある。まずはトライアルを喚起したい。

スティックのホットのコア層が30〜40代に対し、アイスは20〜30代と若いのも特長。牛乳をよく飲む子育て中の家庭での利用も多く、「ココア・オレ」などお子さんと一緒に飲まれるケースもあり、牛乳との共同販促も検討している。

市場には濃縮コーヒー、ボトルコーヒーもあるが、アイスカフェオレといえば「ブレンディ スティック クリーミーアイスオレ」というポジションを築く。またアイス飲用を定着させることで、春夏はアイス、秋冬はホットと年間を通じスティックユーザーを獲得していきたい。

2023年3月27日付

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