青みかん廃棄の課題改善
ANAあきんど大阪支店は、和歌山県有田市と産官民連携の一環で、大阪国際空港(伊丹空港)の制限区域内に〝有田みかん〟特設アンテナショップを11月1~30日までの期間限定でオープンしている。
また、11月9日にはショップイベントとして、ANA便の搭乗利用客を対象に「有田みかん」「ANA×有田市オリジナルコラボグッズ」などプレゼント抽選会のイベントを行った。ショップでは有田みかん生産農園が手掛ける果汁100%ジュース、和歌山県産の山椒と有田みかんの陳皮を使用した七味などの商品が販売されているほか、観光名所の動画紹介で〝有田市〟を余すことなく大々的にPRしている。イベントには、大勢の利用客らも立ち寄るなど賑わいを見せた。
同社は今夏、みかんの生産地を支援する取り組みとして行政や企業などと共同による新たな事業創出をスタートさせた。みかん栽培の間引きの作業時に摘果(てっか)された〝青みかん〟が廃棄されてきた課題を改善するために、今後も生産地との関係を緊密に後押しする。有田市ふるさと創生室ブランド推進係の田中穂積係長は、今回のイベントで〝有田みかん〟を知っていただく良い機会になると述べ、年々生産者が減少している産地の新たな活力の発信に「チャレンジしたい」と力強く思いを込めた。
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