機能性表示食品「フィッテ」
キユーピーは、2021年家庭用新商品発表会を2月3日にオンラインで開催。内臓脂肪を減らす機能性表示食品のマヨネーズ「キユーピー フィッテ」(210g、400円)=写真=を3月4日に発売すると発表した。
同商品は、内臓脂肪を減らす機能が報告されている「ローズヒップ由来ティリロサイド」を配合。1日の摂取目安量15g(大さじ約1杯)を12週間毎日摂取することで、内臓脂肪面積が平均9.3㎠減少したとの研究結果をエビデンスに開発。
しかし、ローズヒップには独特の甘みがあるため「卵香味油」を配合してマヨネーズらしい卵の香りを詰め込み、「マイクロエマルション製法」により油滴サイズを通常品の半分以下にしてカロリー50%オフを実現。これによりコク深く滑らかな食感と、脂肪をエネルギーとして消費させやすくする機能性の両方を兼ね備えることに成功した。
同社の健康訴求マヨネーズの20年販売実績は前年比104%で、中でも特保・機能性表示食品は115%と大きく伸長。機能性についての独自調査でも「内臓脂肪の減少」を求める声が最も多かった。これを受け、家庭用本部長の櫻木康博執行役員=写真=は家庭用調味料における新商品の方向性として「健康訴求商品を強化する」と述べた。今後、健康的な食生活や野菜摂取促進メニューなどを積極的に提案する。「フィッテ」の販売目標は小売ベースで年間10億円。
2021年2月15日付