オフィス・パンクスと新サービス
ネスレ日本は、パンフォーユー(群馬県桐生市)が提供するオフィス向けパンの定期便サービス「オフィス・パンクス」の、「ネスカフェ アンバサダー」専用コースを2月3日から開始した。
共働き家庭の増加や生活スタイルの変化により、朝の時間はますます忙しくなっている。朝食欠食率も問題視され、20代では男性30.6%、女性23.6%(厚生労働省調べ)と高い数値を示す。「ランチ難民」という言葉も生まれ、昼食を取りそびれるビジネスパーソンも増えている。
そのような社会背景を踏まえ、ネスレは「ネスカフェ アンバサダー」を活用してオフィスでおいしいパンが楽しめる取り組みを提案する。手を組むパンフォーユーは、ローカルパン市場の活性化と地域経済の貢献をテーマに事業を展開。ローカルのパン屋のパンを独自の冷凍技術で冷凍し、オフィスや個人宅に宅配している。冷凍パンは電子レンジで温め直すだけで、焼き立てのおいしさが再現でき、有名ベーカリーのパンも取り扱い利用者も増加している。
「ネスカフェ アンバサダー」での専用コースは3種類。「オフィス・パンクス」オススメパン12個セット(3400円/月)、同20個セット(5000円/月)、無償サンプルお試し6個セット(一人一度限り)でいずれも送料無料。
初日にはネスレ日本東京コマーシャルオフィス(東京都品川区)で発表会を開き、ネスレ日本飲料事業本部ソリュブルシステム&クリーマービジネス部の出牛誠部長が概要を説明。ネスレはこれまで日本の朝食にコーヒーとパンの文化を根付かせてきた。新サービスは昨年11月に「ネスカフェ アンバサダー」の約30カ所で先行モニターを行ったところ、「食べたいときに手軽にパンを食べられ嬉しい」「オフィスでの朝食に好適」など好評を博した。出牛部長は「新たなサービスで、オフィスに笑顔を届けたい」と意気込みを話す。
パンフォーユーの矢野健太社長も同席。専用コースは全国展開するため、各地のパン屋と連携を図る。「地方における雇用創出に寄与でき、冷凍なのでフードロスも削減できる」とネスレとの相乗効果に期待を寄せた。
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