来春はアイスクリーム用等も展開へ
バリーカレボージャパンは昨年、ダーク、ミルク、ホワイトに次ぐ第4のチョコレート「ルビー」を発売し大きな話題を呼んだ。今までにない自然のままのピンクの色合いと酸味が支持され、製菓店では業務用「カレボー ルビーチョコレート RB1」を使った菓子が多数発売されている。
2年目を迎えた今年も有名製菓店が新商品を手掛ける。チョコレートの本格シーズンを前に、10月2日にはベルギー王国大使館(東京都千代田区)で発表会を開き各店舗が新商品を紹介した。
京都銘菓「おたべ」で有名な美十は、「ルビーショコラのおたべ」(10個入/5個入×2パック、660円)を10月11日から発売。ルビーチョコを「おたべ」の餡に練り込んだ新感覚の和スイーツとして提案する。京都駅、京都の土産物店で取り扱う。
全国の百貨店などで展開するユーハイムは、ルビーチョコでコーティングしたフィンガータイプの「ルビーミルフィーユ」(600円、1100円、2200円)を10月1日から発売。グループのローゼンハイムは、「プレッツェルクッキー(ルビー)」(480円)を9月20日に発売した。
さらに来春からは業務用としてアイスクリーム用「アイスチョコレートRB1」、デコレーション用「クリスパールルビー」「ルビーブロッサムズ」を新発売する。
洋菓子店「メゾンジブレー」(神奈川県大和市)では、「アイスチョコレートRB1」を先行採用した「クリスマスリース ルビーフランボワーズ」(5000円、限定50台)を今年のクリスマスに提供する。
会場ではトップパティシエによるトークセッションも開かれ、「モンサンクレール」の辻口博啓シェフ、「パティシエ エス コヤマ」の小山進シェフが登壇。ルビーチョコの反響について、辻口シェフは「自然なピンクの色合い、ベリーのような味わいでバレンタイン用チョコは非常に人気があった」と語り、小山シェフは「焼き菓子など幅広い可能性を秘めている」と期待を寄せた。
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