猛暑、雨不足でも高品質
フジッコは10月14日、丹波黒育成体験プログラムの一環となる「黒さや(枝豆)収穫体験」を実施。15組30人が参加し、黒豆の中でも最上位品質とされる丹波黒黒豆の収穫に汗を流した。
6月に苗植え、7月には土寄せを体験した参加者が、いよいよお楽しみの収穫に挑戦した。多くの野菜が不作により高騰しているように、黒豆も盆以降の降雨不足、昼夜とも気温が高かったことから、生育に遅れが見られ、品質にばらつきもあると説明があった。
ただ、収穫する圃場(兵庫県丹波篠山市)は、地元企業で老舗豆類卸小売業者である小田垣商店が管理しており、出来栄えは例年と変わらぬ高品質。同社の田村隆弘さんの指導の下、参加者は株を刈り取りさやから外す収穫作業を楽しんだ。当日は地元の祭りも開催されており、観光客もひと際多くにぎわいを見せていた。
12月16日にはフジッコ本社で、収穫した黒豆を調理する「穫れたて新豆を味わう会」が予定されており、ポートピアホテルのシェフの指導による調理体験やテーブルマナー講座も行われる。
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