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19年トレンド予測~飲食は「ポータグルメ」/リクルートHD

投稿日:2018年12月18日

3つの料理を提供する〝三刀流〟が主流に!?

リクルートホールディングスは12月17日、飲食や美容など8つの分野で2019年のトレンド予測を発表。飲食では利便性と満足度を両立した外食の取り組みがさらに拡大するとみられ、〝働き方改革〟ならぬ〝食べ方改革〟が一気に加速する勢いだ。

飲食領域のキーワードは「ポータグルメ」。これは「ポータブル(持ち運びできる)」+「グルメ(おいしさ)」を掛け合わせた造語となる。生活者はこれまで、食の時短ニーズを満たす中食の利便性と、味やバリエーションが豊富な外食の満足度を使い分ける傾向にあったが、ライフスタイルの多様化などを背景に、コスパからタイパ(Time Performance)の重要度が増す中、時短需要を取り込んだ中食は成長を続けてきた。しかし、近年では飲食店が店での提供に加え、Web受付システム・アプリや配達事業といった独自の中間業務体制を構築し、テイクアウトやデリバリー事業に相次いで参入。外食と中食の垣根が曖昧になりつつある中、持ち帰りに軽減税率(8%据え置き)が適用される予定の来年10月を見据え、この流れが加速することは間違いなさそうだ。

すでに大手・人気外食チェーンでは中食強化を掲げデリバリー、テイクアウトサービスに乗り出している。すかいらーくグループでは、2014年にテイクアウト専用のWebサイトを立ち上げており、宅配売上は過去3年平均で7%の成長をみせる。店内注文でも人気の「チーズINハンバーグ」はデリバリー、テイクアウトともに高い注文率を誇るメニューのひとつ。

バーミヤンが開発したラーメンは伸びにくいデリバリー専用麺を使用するなど、おいしさにもこだわりをみせる。今後はQRコード決済や専用サイトのリニューアルなど、デリバリーも進化させていく。

今年6月から2店舗でデリバリーサービスを開始した「いきなり!ステーキ」では、導入店舗を23店舗(10月末時点)に拡大。店内飲食では男性がメイン層の同店だが、デリバリーでは高齢者や小さな子どもを持ち、外出が難しい家庭にも利用されているという。

デリバリー、テイクアウトに続く、第3の「ポータグルメ」参入パターンがキッチンカーだ。今年11月には、東銀座にシェアリングストアを活かした「AKINAI 銀座プロジェクト」がスタート。東銀座駅から徒歩30秒の好立地に、フードトラックやコンテナを活用した人気飲食店が集結した。餃子専門店の「東京餃子楼」や、「麺処ほん田」東十条本店で好評を博した〝坦坦混麺〟専門店が「坦坦混麺 紅麗produced by麺処ほん田」としてキッチンカーで初出店し、話題を集めている。

分野別のトレンド予測では、住まい領域が都心と田舎の2拠点生活を楽しむ「デュアラー」、新卒採用領域は地方の中小企業と行政・金融機関が連携し、街ぐるみで若者の定着支援を行う「就域」、中途採用領域は配属先の上司や同僚が採用活動のマッチングを主導する「職場スカウト採用」、アルバイト・パート領域は就業中に英語研修など、賃金+αのスキルが身につく学習環境を提供する「学び場イト」、人材派遣領域は外国人留学生が在学中に企業で就業経験を積み、卒業後のキャリア形成に役立てる「留Biz大学生」がキーワードに挙がった。

このほか、自動車領域では自然災害時の電力供給源や、シェルターとして車を選ぶ「もしもCAR電」、同じ地域や共通の趣味を持つ人が、美容サロンを中心に交流を深める「サロ友」が美容領域のトレンドになるとした。

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WEB先行記事(スライド写真は14枚 出典=2019年のトレンド予測発表会発表資料より)

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