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浅草に大江戸てんや/ロイヤルHD

投稿日:2018年10月4日

訪日外国人9割に対応

色合いや装飾で江戸情緒の華やかさ醸す

天丼「てんや」を運営するロイヤルホールディングスグループのテンコーポレーションは、ITを活用したオペレーション改革に取り組む「大江戸てんや」を東京・浅草に10月2日オープンした。訪日外国人が9割を占める「てんや」浅草雷門店を改装し、キャッシュレス、フルセルフ業態を実現した。

昨年11月に東京・馬喰町に開店した「GATHERING TABLE PANTRY」で導入した運営のノウハウを活かした。大江戸てんやでは①店舗業務のIT化による業務の軽減と顧客満足の向上②ユニバーサルなキッチンオペレーションによる品質向上と働きやすい環境づくり③訪日外国人ニーズに対応した店舗運営の3つを実現。

来店客は4カ国語(英語、中国語、韓国語、日本語)対応の多言語タブレットで注文、支払いは完全キャッシュレス。オーダー管理とレジ締め精算が不要で管理業務を大幅に削減した。独自開発のモバイルポスが生産性向上に繋げる。厨房の揚げ場と盛り場、セッティングカウンターにディスプレイを設置した。スタッフはキッチンディスプレイで注文を確認し、画面の通りに作業を行うだけ。入店初日からでも戦力になるシステムを確立した。

店舗では訪日外国人比率の高さを反映し、通常の「てんや」とは異なるメニューを用意。天丼は松(税込1180円)、竹(980円)、梅(750円)、野菜天丼(800円)の4種類を中心にセットメニューもラインアップ。この他、テイクアウト専用の串天3種(すり身串天/200円、えび・いか串天/300円、ハムステーキ串天/250円)も販売。またフリーWi―Fi環境も導入した。

オープン前日に会見したテンコーポレーションの村松益次社長は「大江戸てんやはあくまでも実験店舗」と語る。グループで進める生産性の向上と働き方改革が狙いだ。今年30周年を迎えた「てんや」の店舗数は国内202、海外17の219店舗。2020年に300店舗(うち海外50)体制を目指す。なお、大江戸てんやでは1日当たり250食の販売を見込む。

また、ロイヤルホールディングスの野々村彰人常務は「馬喰町店ではキャッシュレスが注目されたが、生産性向上と働き方改革が本来の狙い」と指摘。さらにIT化や新厨房機器の研究、FROZEN SHOPなど、実験店舗から生み出された新技術は、外食・専門店、コントラクト、ホテル、食品の各事業への応用を進める考えも示した。

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