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インバウンド過熱/関西市場

投稿日:2018年8月21日

体験・精進料理に注目

関西におけるインバウンド旋風は今年も継続。在阪百貨店の免税売上高は昨年過去最高を更新したが今年も好調だ。
特に大阪ではインバウンドに関するセミナーが多数開催され、7月開催の「第2回国際インバウンドフォーラム」では体験型イベントの必要性や農家に宿泊する農泊などを紹介。食関連ではハラル、ベジタリアンの深耕が課題と言う。彼らは戒律・信念から食材を自国で調達し持ち込むなど、日本での外食率・食品購入率が低く、取り込む余地が大きいためだ。

こうした観点で注目なのが精進料理で、和食ブームもあり見直しが進んでいる。ハラル対応には課題もあるが基本的には肉や魚を使わず、味付けは基礎調味料、コク出しにはごま油を使うためベジタリアンには好適だ。
さらにインバウンド観光の新潮流として寺泊が登場しているのも追い風だろう。ネットで簡単に〝宿坊〟に宿泊できる予約が取れる「テラハク」(運営:和空)があり、大阪天王寺の寺町、滋賀の三井寺などにも宿泊でき話題を呼ぶ。座禅や写経などの体験もでき食事は精進料理だ。

また、ぐるなびも7月に大阪で「インバウンド対策セミナー」を開催。店内で釣りができ、インバウンドに人気の外食店「釣船茶屋ざうお」の事例では体験型企画の寿司握り、そうめん流しが好評だった。また、大阪観光局によればカレーや焼肉の人気も高まってきているという。
ぐるなびはインバウンド大作戦と題して店舗フォローの様々な取り組みを行っているが、新たに事前決済型のネット予約システムを開始。無断キャンセルの被害を防ぐ注目の取り組みとなる。

2018年8月20日付

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