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岡本新社長が所信表明/伊藤忠食品

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東京藤友会第31回総会

伊藤忠食品と友好取引関係にある主要メーカーと伊藤忠商事で構成される東京藤友会(会長:味の素深瀬成利執行役員食品事業本部東京支社長)の第31回総会が5月10日、東京のロイヤルパークホテルで開催された。
会員メーカー数は新規入会3社(三匡ワイン、山信商事、リードオフジャパン)、退会4社を含めた182社。総会には164社254人、賛助会員2人、特別会員11人を含め267人が出席。
深瀬会長は冒頭挨拶で価格競争に陥らない業界づくりを目指すとともに、取引先メーカーが一体となり新体制の伊藤忠食品をバックアップする考えを示した。各議案承認後に東京藤友会役員15人を紹介。続く特別会員挨拶では4月に着任した伊藤忠食品岡本均社長執行役員が壇上に登った。
岡本社長は38年間、主に繊維部門でキャリアを積んだ伊藤忠商事時代を振り返るとともに、近年相次いだ伊藤忠食品のマネジメント交代を謝罪。「不易流行」松尾芭蕉の句の概念を例に挙げ、「参考にしたい」と語った。伊藤忠食品が考える〝流行〟は消費者のニーズに合わせてビジネスモデルを進化させること。〝不易〟とは取引先との強い信頼関係にある。「価値を追求し信頼されるグッドカンパニー」伊藤忠食品の経営ビジョンこそが、不易流行を表しているとの考え方を示した。また平成30年3月期(100期)決算詳細、CSVの取り組み成果、今期目標達成に向けた方針を紹介。最後は伊藤忠食品役員及び本部長が壇上に登り閉会となった。

CI細見氏が経緯説明

懇親会では賛助会員を代表して伊藤忠商事(CI)の細見研介執行役員食品流通部門長が挨拶し、注目を集めた伊藤忠食品社長交代の真意を次のようにメーカーに明かした。
17年度のアマゾンジャパン売上高は約1兆3300億円(前年比110%)。一方、アマゾングローバルは約19兆円(130%)に達し日本のEC市場に匹敵する規模にまで拡大。また、交通系ICカード「Suica」がアップル社のスマホ「iPhone8」に標準装備され世界基準になった事例を紹介し、デジタル、EC、決済の流れの重要性を指摘。そこで白羽の矢が立ったのが、伊藤忠商事時代の同期でもある髙垣晴雄前社長(現ポケットカード社長)だった。
そして岡本社長は伊藤忠商事の繊維時代にカンパニープレジデントを務めた。岡藤正弘代表取締役会長CEOの後任にあたる。さらに瀬島龍三元会長と同じくグループの戦略担当役員も務めた。中国国有企業中国中信集団(CITIC)との戦略的提携を主導するなど「伊藤忠商事の全てを知る男」と紹介。「伊藤忠食品を次のステージに導くのは岡本社長」と語りメーカーの力強い後押しを求めた。
なお乾杯挨拶はアサヒビールの田中誠司執行役員首都圏統括本部長。伊藤忠食品大塚剛東日本営業本部長の御礼挨拶に続き、中締め挨拶をサントリー酒類の永島幸一専務執行役員首都圏営業本部長が行った。

2018年5月21日付

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