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顔面のたるみと筋肉老化/アミノ酸プライムミックス研究会

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ロイシン高配合必須アミノ酸が効果的

第1回セミナーを担当した講演メンバー

アミノ酸に関わる知識や健康価値などの情報を発信する「アミノ酸プライムミックス研究会」の第1回プレスセミナーが11月21日、東京のロイヤルパークホテルで開催された。テーマは「顔面のたるみと筋肉老化」。最新のエビデンスも発表された。

スポーツ庁発表、2017年度「体力・運動能力調査」によると、70歳以上の男性と65歳以上の女性で過去最高の成績が示された一方、男性30代後半~40代前半、女性30代前半~40代後半は低下傾向という驚きの調査結果が示されている。超高齢社会を迎えた日本において、大きな不安材料と考えられる。

アミノ酸プライムミックス研究会は、個々のアミノ酸が持つ作用を研究開発により最適な組み合わせに調合する新しいアミノ酸素材、アミノ酸プライムミックスの研究を通じて、筋肉をはじめ、胃腸や免疫力、疲労など生活上の様々な課題を解決していく。

山王メディカルセンター女性医療センター長の太田博明氏は、超高齢社会を迎え平均寿命と健康寿命の差(不健康な期間)が男性で約9年、女性で約13年という実態について、平均寿命が延びてもその差が縮まっていない点を問題視。健康寿命は高齢者だけの問題でなく若い頃からの健康的な身体作りには「筋肉」がカギを握ると指摘した。筋肉量は20代をピークに減少を始める。筋肉作りにはたんぱく質・アミノ酸の摂取が重要で、個々のアミノ酸が持つ作用に着目し、アミノ酸における黄金比で開発されたアミノ酸プライムミックス素材により、①筋肉量の増加②免疫力向上③胃の不調及び食欲改善④疲労感の軽減に効果があることが確認されている。今回は「骨格筋」を重点テーマに各専門家の講演が行われた。

また、国際医療福祉大学三田病院放射線診断センター准教授の奥田逸子氏が「加齢による顔面のたるみと筋肉老化に関する基礎的研究」における最新の試験結果を発表した。最新のCTやMRI画像を用い顔面の加齢を評価する。加齢の象徴でもある目元のたるみは、眼球の周りの眼輪筋が薄くなることにより眼球が下がってくることで発生するという。同氏はこの後の講演で「筋肉老化によるたるみ改善エクササイズ」を紹介。上瞼を使って、10秒、目を閉じ開けするほか、頬の引き下げも効果的。また、額で瞼を上げると効果が無いと指摘、年配者に多い「額皺」の原因になると注意した。

この他、2人の専門家による講演も行われ、立命館大学スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科教授の藤田聡氏は「筋肉老化課題解決に有効なアプローチ」を紹介。筋肉は常に合成と分解を続けており、筋たんぱく質の出納バランスが重要となる。たんぱく質は体内で様々な役割を担い、アミノ酸は筋肉の素材であり筋肉の合成を刺激するスイッチの役割を担う。そのためアミノ酸を摂取することで筋肉の合成を刺激する必要がある。中でもロイシンは速やかに消化・吸収され、筋たんぱく質合成に効果的。しかし加齢に伴いロイシンに対する抵抗性が発生することから、ロイシン高配合必須アミノ酸の摂取が運動時に効果を示す。

また、味の素・グループエクゼクティブプロフェッショナルの小林久峰氏は「アミノ酸プライムミックスの可能性」を説明。サルコペニア(加齢に伴う筋量と機能の低下)問題に対して、ロイシン高配合必須アミノ酸「AminoL40」は少量で高齢者の筋たんぱく質合成を促進し、食事による良質なたんぱく質摂取と運動との組み合わせでサルコペニア改善に効果がある。実際、回復期のリハビリテーション病院での検証も進む。

味の素はアミノ酸プライムミックスとして、疲労感軽減や作業効率改善に役立つ「AminoHB」や、免疫力向上に「AminoC&T」。胃の運動機能改善や食欲改善に効果的な「AminoA&G」を販売する。

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2018年12月3日付

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