阪急うめだ本店地下1階 10月3日オープン
日清食品が直営のオーダーメイド型カップヌードルショップ、「MOMOFUKU NOODLE」を発祥の地である大阪に10月3日、阪急うめだ本店の地下1階食品売場にオープンする。〝未来のカップヌードル〟をテーマに、野菜たっぷりのスムージースープで楽しむ自分だけのオリジナルカップヌードルが味わえる。
阪急百貨店とタッグを組むわけだが、両者の関係は60年前にさかのぼる。キッカケは世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」の試食販売を1958年に阪急うめだ本店で行ったこと。阪急百貨店は近年、誰もが知る有名メーカー商品とコラボ、菓子などで限定商品を開発し差別化を図ってきたが、今回初めて惣菜分野にチャレンジするため、日清食品に声をかけた。
「MOMOFUKU NOODLE」は全粒粉と食物繊維入りのノンフライ麺(平打ちウエーブタイプ)を使用。注文はまず濃厚なスムージースープ3種類「Green Soup」(ほうれん草とブロッコリーのグリーンスムージースープ)、「Red Soup」(トマトと赤パプリカのイタリアンレッドスムージースープ)、「Yellow Soup」(にんじんとココナッツミルクのエスニックカレーイエロースムージースープ)の中から1種類を選ぶ。そして、野菜の乾燥具材〝ヤサイコロ〟10種類(ほうれん草やえだまめ、アボカド、かぼちゃ、とうもろこし、にんじん、じゃがいも、赤ピーマン、トマト、ビーツ)の中から4種類をチョイスする。組み合わせは全部で2145通り。
野菜たっぷり濃厚スムージー
スープは野菜をそのまますりつぶしたような繊維感たっぷりの濃厚な味わいで、ヤサイコロは野菜のおいしさを凝縮した野菜ペーストなどを混ぜてサイコロ状に固めた具材。麺・スープ・具材全てで化学調味料不使用なので、ナチュラルな野菜の味わいが楽しめる。カロリーは通常のカップヌードルと同等ながら塩分は約1g少ない。
1食(税込540円)は組み合わせにもよるが70g前後(麺40g)。3食入りのおすすめセレクトも販売する。
9月20日に阪急うめだ本店で行った会見で、日清食品の藤野誠マーケティング部部長兼第1グループブランドマネージャー=写真=は「カップめんが手軽さだけでなく、メインの料理としても評価されるように新商品でイメージを変えていきたい」と期待を寄せる。年間の販売目標は80万食、4億円を計画する。
2018年9月24日付