THE FOOD WEEKLY

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丹波の黒豆収穫ツアー/フジッコ 

投稿日:2018年10月15日

歴史的不作も収穫楽しむ

親子で協力して収穫

フジッコは、丹波黒大豆栽培圃場(兵庫県篠山市)で「第10回丹波篠山黒枝豆収穫体験ツアー」を10月13日に行い、小学生とその保護者21組42人が収穫を楽しんだ。

6月の作付体験ツアー参加者が実りの秋を迎え収穫に臨んだ。参加者が作付けした黒豆を当地で守り育ててきた、農事組合法人・丹波ささやまおただ相談役の小島琢彌氏と10周年の記念ゲストとして医学博士・管理栄養士の本田京子氏を講師に招き、黒豆の説明やセミナーも行われた。

今年の丹波黒豆は小島氏が「半世紀農業に携わって、今年ほど天候にいじめられたことはない。まさに異例の年」と説明したとおり、台風による水害で例年の7割程度の収穫量と予想される。11~12月の収穫分は例年の半減、丹波黒豆の特徴である2Lサイズ(大粒)の量は極めて少なくなる見通しだ。

ただ水浸しになった同圃場だが、黒豆は広く大きな根を張るため無事に収穫。通常よりやや色目は見劣りするが味は例年通りの出来栄えだ。参加者は圃場入りすると刈り取りに挑戦、親子で協力して作業を楽しんだ。

小多田公民館では丹波篠山黒大豆の塩茹で、猪汁、黒枝豆ごはんの昼食タイムがあり、この間、本多氏による「豆の栄養セミナー」が行われた。豆は食物繊維やビタミンなど栄養価が豊富で、かつては「魔滅(まめ)」と書いたのも、身体の悪いものを排除する(魔を滅する)ことに由来する。おせち料理に黒豆を配するのも、元旦に食べることで一年間元気に過ごせるため―などの話に参加者は聞き入った。

この後、丹波黒の取り扱い最大手の豆類卸業・小田垣商店の工場を見学。小田垣憲三社長によると、今年は不作とはいえ豆のサイズも大きくなっており、これからが楽しみだという。おせちの黒豆にこそ利用して欲しいとして、小田垣社長は「正月前に一度豆を炊く練習をして、おせち料理に挑んでほしい」と呼びかけた。

工場内では参加者が従業員の指導を受け、黒豆の選別を体験したほか、保護者向けに本多氏による「食育セミナー」も行われた。

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