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旭トラストフーズ/低糖質パン粉(39)

投稿日:2017年4月10日

業界初の糖質50%カット

パン粉業界は生産量の約9割が業務用に集中しており、家庭用は家庭内調理の減少などもあり厳しい推移が続いている。こうした中、家庭用では付加価値型商品の提案が重要視されており、その提案力の高さで注目されているのが旭トラストフーズだ。同社は今春も新商品として糖質約50%カットの「低糖質パン粉」(150g)を発売したが、業界初の糖質カット商品として話題を呼んでいる。新商品の概要と同社の取組みについて上野裕己社長に聞いた。

―新商品開発のきっかけは。
上野 家庭用パン粉市場は消費者の簡便志向の強まりによる家庭内調理の減少や中食需要の強まりなどからシュリンク傾向にある。当社においても汎用品については動きが鈍いのだが、一方で健康訴求型などの付加価値型商品の動きは良い。
付加価値型商品では北海道産一等小麦粉を100%使用しイーストフード・乳化剤不使用で仕上げた「K&K 無添加にこだわったパン粉」や、添加物不使用で吸油率も標準品と比べて20%カットできる「トラスト体にやさしいパン粉」などの健康訴求型商品の動きが良く、前期も売上げが伸長しており、売場でも値崩れしていない。
こうしたことから付加価値を訴求する新商品の開発が重要と考え、このところ世間で注目されている糖質カットに着目。今春には新商品として「低糖質パン粉」を開発した。
―商品の特徴は。
上野 「低糖質パン粉」は当社従来商品と比べて糖質約50%カットという点が最大の特徴となる。低糖質に着目したパン粉商品は業界初だ。小麦たんぱく、オーツブラン、難消化性デキストリン、小麦ふすまなどを配合して低糖質を実現しており、調理方法も通常通りで良い。配合を工夫することで、揚げた時の食感はサクサクと香ばしい仕上がりとなり、従来品と比べても遜色が無い。
当社は岡山県と静岡県に工場を持っているが、工場によって電極式と焙焼式などの焼成工程に違いがあり、パン粉製品の形状や食感に違いを持たせることができるため、得意先のニーズに応えた様々な商品を製造できるという強みがある。今回の「低糖質パン粉」は静岡県にある工場で製造している。
―発売後の状況は。
上野 汎用品と比べて1割前後売価も高いのだが引き合いは強く、順調な導入状況。業務用として外食や中食向けの提案も始めており、試験導入したいという企業も出てきている。

2018年4月10日付

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