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正田修の経営哲学「61の語録」を公開/日清製粉G

投稿日:2019年7月12日

製粉ミュージアムに常設展示室「NIライブラリー」を開設

町田館長が実際に61の言葉を紹介

日清製粉グループは、群馬県館林市の企業文化施設「製粉ミュージアム」(町田英樹館長)本館内に、常設展示室・NIライブラリーを7月11日に開設した。

〝NIライブラリー〟は、1987年から「Nisshin Innovation~変革と実行~」をテーマに、NI活動として推進した経営革新活動のおよそ30年分を表現した展示室。そこでは、名誉会長相談役の正田修氏の経営哲学のエッセンスである「61の語録」を納めた専用モニター(タッチパネル方式)を設置。来館者が手軽に検索できる仕組みを採用した。また、壁面には社内外の動向を年表形式でまとめたパネルを展示している。

東武伊勢崎線・館林駅前に位置する製粉ミュージアムは、小麦と小麦粉をテーマに2012年11月にオープン。グループの歴史を語る本館と、先端技術を駆使した小麦粉づくりの今を伝える新館、そして本格的な日本庭園で構成される。6月22日には累計来館者数9万人を記録。早ければ来年の初夏を迎えるころに、記念すべき10万人の突破が予想される。

今春、館長に就任した町田英樹氏

今回の企画を推進した顧問の稲垣泉氏

オープン前日には町田英樹館長が報道陣を前に、NIライブラリーの見どころを紹介。足掛け4年、開館以降の常設展示としては初めてのプロジェクトを推進した前館長で顧問の稲垣泉氏は「モノゴトを進める際、どうしてやるのかを考えることが大切。正田修の言葉には、その意味が込められている」と常設展示で紹介する意味合いを語った。そして「これからはグローバルの時代。言葉の一つひとつを英訳するのに最後の約1年を費やした」と苦労話も明かした。

今後は社員研修の場としても活用、得意先関係にも随時案内していくが、小冊子の発行や社内ネットでの公開を行わない理由について、「議論があったのは確か。ただ、ここに来て言葉の持つ意味をしっかりと考え、受け止めて欲しい」と語った。

NI語録を年表形式で紹介①

NI語録を年表形式で紹介②

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