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「カロリーメイト リキッド」で朝食需要狙う/大塚製薬

投稿日:2019年10月8日

栄養と味わいを両立してリニューアル

カロリーメイト リキッド

大塚製薬はバランス栄養食カロリーメイトの液体タイプ「カロリーメイト リキッド」(200ml缶、200円)3種を10月7日からリニューアル発売。栄養と味わいを両立し朝食需要の獲得を図る。同日、東京本部で発表会を開き、製品部の岩﨑央弥氏が概要を説明した。

岩﨑氏

カロリーメイトは医療分野における「口から摂る栄養食」を、日常生活の栄養補給に応用しようと濃厚流動食、宇宙食をヒントに開発。5大栄養素(タンパク質、脂質、糖質、ビタミン11種、ミネラル5種)が手軽に摂取でき、ビタミンは1日に必要な量の半分摂れるバランス栄養食として1983年に誕生。現在、栄養バランス食品市場№1ブランドとしてブロック、液体、ゼリーを展開し、朝食、仕事、勉強、スポーツ、非常時など幅広いシーンで利用されている。

今回のリニューアル背景には、共働き世帯の増加により朝食を作る時間の減少や朝食欠食といった課題解決があり、岩﨑氏は「最近は朝食にスムージーやドリンクヨーグルトも人気だが、それだけでは栄養バランスが満たされない」と指摘。バランス栄養食としてのコンセプトのもと毎日飲める味わいに見直し、カフェオレ味、フルーツミックス味、ヨーグルト味をラインアップした。また近年の研究では脳の活性化には栄養バランスの重要性が証明されている。特に朝食欠食は体温、疲労感、集中力、知的作業能力に悪影響を与えるだけに、栄養バランスの重要性も訴えていく。

今後はテレビCM、交通広告などコミュニケーションも強化。ビジネスパーソンをはじめ健康を気遣う生活者の食生活を支え、低栄養が問題視されるシニア層へのアプローチにも注力する。岩﨑氏は「カロリーメイトはブロックが大半を占めるが、リキッドの存在感も高めていきたい」とリキッドの販売を強化する方針を示した。

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