THE FOOD WEEKLY

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〝おいしさ+健康〟で新価値を創造/日清シスコ

投稿日:2019年8月9日

菓子とシリアルのボーダレス化に対応

新たな価値をアピールする豊留社長(写真中央)

日清シスコは今年度のテーマに①商品の進化②営業の変革③収益構造の改善─の3つを掲げ、良質な収益や利益、経営体制の基盤を強固にする。

商品の進化ではシリアルや菓子のさらなる価値向上を目指して新しい具、生地、フレーバー、包材などすべての領域で検討。営業の変革では改めて売り場、売り方、商品において変革に取り組む。収益構造の改善では不安定要素となる原材料費、物流費、人件費などのリスク管理を再度精査し収益基盤の再構築を進める。

秋に向けた商品施策の軸は、創業事業・成長事業の両輪である「菓子」と「シリアル」を融合させた第3の価値〝おいしさ+健康〟を創造する。

8月6日に東京本社で行った発表会で豊留昭浩社長はグラノーラの需要が踊り場を迎える中、「(菓子パン、ドーナツなど)間食の朝食化」と「シリアルの間食化」が表面化し、「菓子とシリアルのボーダレス化が始まっている」と説明。菓子のおいしさ、シリアルの健康を融合した「新しい価値を創造したい」と話した。

秋季新商品は、女性の活躍推進で立ち上げた「なでシスコ」プロジェクトメンバーが中心となり開発。20~40代女性をメインターゲットとして商品の見た目、食感、パッケージデザインなど随所に女性ならではの感性を生かした。

女性視点盛り込む秋季新商品のシリアル

ココナッツサブレも装いも新たに登場

【シリアル】「Sweets meets granola(スイーツ ミーツ グラノーラ)」2品は、本格的なおいしさにこだわった間食向けの〝ご褒美スイーツシリアル〟。モデルの蛯原友里と「なでシスコ」メンバーが共同開発した。〈濃厚ショコラ〉は、チョコとナッツペーストで味付けしたクリスピーなシリアルに、濃厚でコク深い焼きチョコブラウニーとイチゴを合わせた。〈濃厚フランボワーズ〉は、フランボワーズ果汁とイチゴ果汁で甘酸っぱく仕上げたシリアルに、ブルーベリーパフとクランベリーを加えた。それぞれ食物繊維、鉄分、カルシウム、9種のビタミン入り。160g、250円。9月30日発売。

ドーナツ風シリアル「DonutMart(ドーナツマート)くちどけグレーズド」は、定番のシュガーコートされたグレーズドドーナツを模したサクッとふんわり食感仕立て。朝食として牛乳で楽しめるほか、そのままつまんでポイポイおやつとしても食べられる。食物繊維、鉄分、カルシウム、9種のビタミン入り。栄養機能食品(鉄、ビタミンB1、ビタミンD)。120g、ノンプリントプライス。9月30日発売。

パン風シリアル「こんがりブレッドシリアル」からは〈アップルシナモン仕立て〉を新提案。爽やかなリンゴの香りにシナモンでアクセントを付けて仕上げた。具は皮付きリンゴとレーズン。1食(35g)で1日に必要な9種のビタミンと鉄分、カルシウムの1/3以上が摂取できる。4月発売の〈フレンチトースト仕立て〉と合わせて2品をラインアップ。175g、360円。9月17日発売。

【菓子】「ココナッツサブレ」「同 トリプルナッツ」「同 発酵バター」の3品は、より付加価値をアップして一新。内包の小分けパックもキラキラとしたパッケージに変更。サブレ自体もココナッツを5%増量してココナッツの風味をさらに高めた。20枚(5枚×4袋)、ノンプリントプライス。またサブレ形状がレギュラーより小さい「同 ミニ75g」「同 ミニ発酵バター75g」も新登場。一口でつまめるサイズで、〝ながら食べ〟の食シーンを想定。いずれも同ブランド商品は9月9日発売。

ハイグレードで具入りの「チョコフレークプレミア」2品は〝プチご褒美〟に最適な大人のチョコフレークとして提案。〈クラッシュアーモンド〉はローストして粗く砕いた皮付きアーモンドをたっぷりと使いリッチな香ばしさと食感を実現。〈ラム&レーズン〉は、ラム酒とこだわりのレーズンで芳醇な味わいが楽しめる。50g、130円。9月24日発売。

女性活躍推進〝なでシスコ〟プロジェクトの面々

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