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乳児用の液体ミルクを発売へ/明治

投稿日:2019年3月15日

「ほほえみ」シリーズからスチール缶で

乳児用液体ミルク「明治ほほえみ らくらくミルク」

明治はスチール缶入り乳児用液体ミルク「明治ほほえみ らくらくミルク」を3月下旬から一部店舗で先行発売し、4月下旬より全国のドラッグストア、およびベビー専門店などで展開する。

同社は3月5日に乳児用液体ミルク(以下、液体ミルク)の特別用途食品として許可を取得しており、国内での製造販売は江崎グリコに次ぐ2社目となる。液体ミルクは、お湯で溶かすことや70℃以上に温めるといった調乳作業が不要で、哺乳瓶に移し替えることにより、すぐに飲むことができる高い利便性が特徴。今回発売する液体ミルク製品は災害備蓄用途としての活用も考え、災害発生下の過酷な状況においても、ミルクの品質を守ることができるスチール缶を採用。調製粉乳の「明治ほほえみ」と同等の栄養設計とし賞味期限は1年。製造は群馬工場で行う。内容量240ml、215円。

3月13日に明治ホールディングス(京橋ビル)で記者発表会を開催。松田克也社長=写真=は1923年に〝赤ちゃんの栄養不足を解消したい〟という想いから粉ミルクを発売して以来、最良の栄養源である母乳を手本に約100年にわたり研究を行ってきた粉ミルク事業を紹介。新商品について「粉ミルクのリーディングカンパニーとして、液体ミルクの使い勝手や容量などの研究をさらに重ね、商品を進化させていきたい」と述べ、同社ならではの研究・開発を通じて、社会課題解決に貢献していく考えだ。

さらに液体ミルクの啓発活動・災害備蓄に向けた取り組みとして、一般財団法人日本気象協会(石川裕己会長)と協力した「明治ほほえみ防災プロジェクト」を始動。3月下旬に開設する「らくらくミルク」WEBオリジナルサイトで、商品情報や使用方法の啓発を行っていく。

災害時でも品質を守るスチール缶入り液体ミルク

日本気象協会との協力プロジェクトも指導(左は同協会齋藤孝雄理事長)

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