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デーブ・スペクター氏が手づくりピーナッツバターに挑戦/アメリカンピーナッツ協会

投稿日:2019年11月11日

11月11日は「ピーナッツの日」~生活習慣病予防など健康効果に期待

佐藤博士、デーブ氏(中央)と協会関係者がピーナツの健康効果をPR

11月11日は「ピーナッツの日」。アメリカンピーナッツ協会(本部:米国ワシントンDC、駐日事務所:東京都港区南青山、天野いず美代表)は、明治神宮敷地内のフォレストテラス明治神宮で「ピーナッツパワーで元気になろう」と題したメディア向け発表会を同日開催。アメリカ出身で大のピーナッツ好きであるデーブ・スペクター氏がスペシャルゲストとして登場した。

日本ではおつまみとしての印象が強く、「ニキビができる」「鼻血が出る」というネガティブなイメージがあるピーナッツ。しかし、ハーバード大学が約12万人を対象に30年かけて実施した研究によると、ピーナッツは健康価値が非常に高く、生活習慣病などによる死亡リスクを20%低下させることができるという結果が明らかとなり、再び注目を集めている。

発表会では食物学・学術博士の佐藤秀美氏が、ピーナッツが持つ健康価値や栄養成分を効果的に摂取する方法を解説。1日の適量とされるピーナッツ28g(30粒)には、主にビタミンE、ナイアシン、マグネシウム、たんぱく質等が豊富に含まれており、現代の日本人が不足しがちな栄養摂取量の改善が期待できる。

また、ピーナッツ・ピーナッツバターは糖質の吸収がおだやかで、食後の血糖値の上昇を緩やかにする低GI食品であり、最後の食事が次ぎの食後血糖値の上昇を抑えるセカンドミール効果もあることから、肥満の改善につながる。

粒なら間食、食事には叩いて砕くのが簡単な方法だが、フードプロフェッサーで粉砕したり、ピーナッバターを使うことで手軽に食生活に取り入れることができ、これからの季節はホット飲料のほか、汁物や鍋物への活用法等があることを佐藤氏が紹介した。

また佐藤氏とのトークセッションでは、デーブ氏が子どもの頃から馴染み深いピーナッツやピーナッツバターにまつわるエピソードを披露。さらにピーナッツとオリーブオイル、塩でピーナッツバター作りに挑戦。実食したデーブ氏は「薄皮付きのピーナッツで作ったので香ばしい香りがする」とコメント。これを受け佐藤氏は「皮の部分には抗酸化作用があり、香りもアップする」と解説し、その健康効果を十分に享受できる食べ方であることを説明した。

手づくりピーナッツのおいしさに驚くデーブ氏

会場にはアメリカ人のソウルフードであるピーナッツバター製品を展示

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