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〝大豆食〟で新価値提案/さとの雪食品

投稿日:2019年3月8日

第一弾・新食感の大豆プリンが登場

植田滋社長㊨と、料理研究家の浜内千波氏

四国化工機グループの豆腐メーカー・さとの雪食品(徳島県鳴門市)は、新食感で楽しむ新ブランド「感豆富(かんどうふ)」による新しい価値提案に挑む。第一弾商品として3月7日から新感覚スイーツ「大豆のプリン」3品を発売した。

「感豆富」は長年培ってきた製造技術や知識を最大限に生かした五感で楽しむ〝大豆食〟ブランドで、食べる〝もの〟と〝時間〟のさらなる価値向上を目指す。「大豆のプリン」は独自のスムージーテクスチャー製法を採用し上品な甘さとなめらかな食感、濃厚感を追求。原材料の大豆、豆乳、にがり(沖縄海水)、大豆粉はすべて国産を採用した。

そのほか宇治抹茶本来の苦味を生かし北海道産小豆を合わせた〈抹茶小豆〉と、朝宮ほうじ茶の香ばしさが北海道産小豆を引き立てる〈ほうじ茶小豆〉を揃えた。いずれもパッケージには、豆腐系食品では初となるインモールド成型容器を採用。卵、乳不使用。賞味期限は31日。内容量は100g、価格は238円。

発売当日には都内で発表会を開き、植田滋社長が概要を説明。2018年の家計調査で豆腐の購入数量は伸びているが、支出金額は1.4%の減少。豆腐(白い豆腐)市場では比較的求めやすい商品が台頭し「その枠を超える必要があった」と開発背景を語った。今後も第2、3弾と継続的に商品を提案していく考えで、おかず、おつまみ、菓子など、あらゆる〝大豆食〟でマーケットを広げていく。

また、スペシャルゲストとして、徳島県出身で料理研究家の浜内千波氏が登場。食事の回数は減っているが、全体の満足感をスイーツで補っていると若者の食生活の現状を指摘。食事にもなる「大豆のプリン」は新しい和スイーツで、オリゴ糖をプラスするちょい足しレシピを推奨した。

新食感「感豆富 大豆プリン」

豆腐本来の味風味、上品な甘さが際立つ

木綿豆腐ほか多彩な商品ラインナップ

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