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THE FOOD WEEKLY

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2023年に徳之島コーヒーを商品化へ/味の素AGF

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来春、初のコーヒー豆収穫を迎える

会見の様子(中央が品田社長)

味の素AGFは11月5日に本社で会見し、2017年6月から手がけてきた「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」の進捗を発表した。種の植え付けから収穫まで一貫した島内生産を行い、23年には本格販売を計画する。品田英明社長は「徳之島を真のコーヒーアイランドにする」と構想を明かした。

鹿児島県奄美群島に位置する徳之島は、日本国内でも数少ないコーヒー豆の生産地。高品質豆として知られるが、台風被害、土壌改良、設備不足、後継者問題を課題として抱えていた。世界的なコーヒー需要の高まりによりサステナブルなコーヒー生産の必要性が求められるなか、社会価値創出活動「AGF®-SV」の一環として国産コーヒー豆を支援し、島の次世代に引き継ぐためにプロジェクトを発足した。

主な支援は台風対策(苗木用の生分解ポット、防風ネット)、土壌改良(味の素社製コプロ肥料「アミハート」の活用、土壌分析)、ビニールハウスや精選機などの設備支給、台風などの強風に強い品種の支給、育苗等の生産技術指導がある。

プロジェクト発足から2年半が経ち、コーヒーの木も当初の200本から2000本に増えた。苗から木になりコーヒーの実が出来るまで通常3年はかかるが、1年半で実が出来るなど順調な生育を見せる。種は世界のコーヒー生産国から十数種類を調達し、土壌分析とともに徳之島に最適な品種を探る。コーヒー農園は同社の体験型社員研修にも利用されている。

吉玉代表はプロジェクトに信頼を寄せる

「支援の決め手は情熱」と語る品田社長

また、生産状況について語った徳之島コーヒー生産者会の吉玉誠一代表は、18年9月に発生した最大瞬間風速50m超の台風24号のエピソードを披露。台風は徳之島を直撃し防風ネットの倒壊や倒木により、コーヒー豆の半分を失う被害にあった。しかし、吉玉代表は「コーヒー産業に従事し35年で最も大きい台風だったが、被害は半分で済んだ」と至って前向き。「徳之島コーヒーの最大の課題は台風。何も対策を講じなければ全壊だった。これもAGFさんのおかげだ」とプロジェクトの成果を強調した。

今後もプロジェクトを通じ育苗数、生産農地、生産農家の拡大に取り組み、20年3月には初めての収穫となる100㎏の収穫量を予定。そして、23年にはコーヒーの木2万本、収穫量3tを目標に掲げ数量限定ながら商品化も計画する。

「支援の決め手は、吉玉代表をはじめとした徳之島コーヒー生産者の情熱と熱意」と話す品田社長。商品化の際は「プレミアム国産コーヒー」として販売し、「10~20年をかけ、島をあげて産業化できるよう支援を続けたい」と熱く語った。

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23年に本格販売を計画
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2019年11月18日付

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