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THE FOOD WEEKLY

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チョコ事業主軸に/不二製油G

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世界戦略に大きな一歩

不二製油・清水洋史社長㊨と、Blommer社のピーターCEO

不二製油グループ本社は北米最大手、業務用チョコレート世界第3位の米国・Blommer Chocolate Company(Blommer社)を1月28日付で完全子会社化。2月19日にアナリストとメディアを対象に同社事業概況および不二製油の財務戦略説明会を都内で開いた。

Blommer社は1939年の創業から80年にわたって、創業家3世代により経営を行ってきた世界的な業務用チョコレートメーカー。また、世界5位のココア豆加工事業会社でもある。生産拠点は米国に3拠点とカナダ、中国にそれぞれ1拠点を構える。社員数は950人。顧客は製菓・製パン、乳業などグローバル大手企業から中小、リテールまで幅広く、チョコレート、コンパウンドチョコレート、ココアリカー、ココアパウダー、ココアバターを販売。

2018年5月期の連結売上高は9億700万米㌦(前年比92.3%)、営業利益200万米㌦(4.3%)、調整後EBITDA5600万米㌦(114.2%)。詳細は昨年11月19日に発表された通り買収価格は600億円超にのぼり、予定通り1月に完全子会社化を済ませた。

説明会にはBlommer社からPeterW.BlommerCEO他、不二製油からは清水洋史CEO、酒井幹夫CSO、松本智樹CFOが出席。本買収に至った双方の狙い、不二製油の中期経営計画における影響等について説明が行われた。ピーターCEOは「難しい決断だったが、正しい決断でもある」と、成功を目指しての不二製油グループ入りだったことを語り、清水CEOは「非常に大きな喜び。大きく期待して欲しい」と最大限の賛辞を示した。

不二製油にとって今回の買収は、世界最大の北米市場での事業拡大とチョコレート事業の強化、およびグループ内の原料調達力を高める。さらにその先の多面的な事業展開も視野に入れるなど高いシナジー効果を期待する。また、現在推進する中期経営計画においては「コアコンピタンスの強化」を掲げている。買収は環太平洋市場でのプレゼンス向上、米国市場への参入、強みの相互補完につながる。

そして、チョコレート事業において、業務用チョコレート環太平洋地域シェア№1と、グループの中核事業としての成長を目指す。

また、18年度は特殊要因もあり通期の業績予想を2月6日に下方修正を発表したが、19・20年度ではBlommer社の新規連結効果による営業利益の押し上げを予想。Blommer社の今期業績も売上高で4%増、EBITDAも改善する見通しを示した。

清水CEOは「収益性の低い事業の見直しがいまの課題。全体のポートフォリオを見直す時期に差し掛かっている。国内外でスピードを持って改革を推し進める」と今後の事業展望を示した。

2019年3月4日付

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