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第9回世界ラーメンサミット/栄養と環境保全も重要~安藤会長が大阪宣言~

投稿日:9月3日

2年後ジャカルタ開催へ

開会式で安藤会長㊧と岸田議員が握手

第9回世界ラーメンサミット大阪(主催:世界ラーメン協会/略称WINA、安藤宏基会長)が8月22~23日の2日間、帝国ホテル大阪で開催された。インスタントラーメン発明60周年の節目の年に、誕生の地・大阪に世界各国の業界首脳が集まった。

本サミットのホスト企業である日清食品ホールディングスの安藤宏基社長兼CEOはサミットの総括として、今後のWINA活動方針である「大阪宣言」を表明。そこでは創業者・安藤百福氏が掲げた①美味しい②安全・安心③簡便④長期保存⑤安価の開発5原則に、⑥栄養⑦環境保全の2つを新たに加える方針を示した。
誕生から100年目を迎える40年後「人々にHappyをもたらす食事」であるために、インスタントラーメンはどのような存在であるべきかがサミットを通じて議論された。企業はCSVの重要性が問われている。地球は近い将来、100億人時代を迎える。人口増加による温室効果ガスの増加や、地球温暖化が進み、食の消費構造は大きな変化が予想される。CO2問題は各企業が非競争領域として取り組むべき「緊急課題」と位置付けた。

インスタントヌードルはライフサイクルアセスメントにおいて、CO2排出量は極めて少ない商品であり、十分な栄養素とカロリーを備える。従来の優位性に加え、更なる環境負荷削減のためには業界全体でプラスチック素材を生分解素材に置き換えていく努力を進める考えを示した。
安藤CEOは「インスタントヌードルは人々の心も体も温める食事『Instant Hot Meal』であるという最大にして不変的な価値を有する。あらゆる環境下において最後まで必要とされるものであり、プロダクトサイクルが100年を迎えた際にも、時代に淘汰されることなく消費者に支持され続けているものと確信する」と力強く宣言。
そして、AIやロボティクス、IoTといった新しい技術、ノウハウを取り入れることで、多品種少量生産を可能にする時代が来る。インスタントヌードルは環境にも配慮され、「全ての人々の要望を満たすためにパーソナライズされた食事として最も期待できるポジションになる。人々に〝百年幸福〟をもたらす食事であるために、積極的なイノベーションと最新のマーケティングを駆使し、新たな需要を生み出し続ける」と今後の展望を語った。

サミットの大阪開催は2008年以来10年ぶりで、16カ国・地域から208人が出席した。テーマを「INNOVATING HAPPINESS FOR 100YEARS百年幸福」とし、誕生100年に向けどうイノベーションを起こすかを討論した。
初日はWINA理事会社13社のトップが参加する理事会、各国の取り組みを発表する総会が開催された。また、2日目は岸田文雄自由民主党政務調査会長が来賓挨拶し、100年後への期待を寄せた。フォーラムでは米国・パシフィック大学歴史学科教授のケン・アルバラ氏が「The Role of Instant Noodles in World History」をテーマに講演。さらにマサチューセッツ工科大学教授・MITメディアラボ所長の伊藤穰一氏が「The New Culture for the New Era(新時代の新しい文化)」をテーマにプレゼンテーション。さらに同氏は現役大学生16人とのオープンディスカッションも行った。

また、サミット後にはWINA理事会社13社が会見。安藤会長は40年後の世界総需要について、「パーソナライズが進み1.5倍(1500億食)は可能」との見通しを示した。また、今後取り組みを進める生分解性素材については「現状はコストが非常に高い。今後我々業界は積極的に使用していく。資材メーカーへの意思表示でもある」と語り、資材コストの引き下げを求めた。
なお、第10回開催はインドネシア・ジャカルタで2020年に、第11回は2022年にタイ・バンコクで開催することを発表した。

13カ国メンバーが発展を誓う

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インスタントラーメンの歴史を語るケン・アルバラ氏
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2018年9月3日付

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