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デリカの魅力加え乾物・乾麺商材アピール/日本アクセス

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乾物・乾麺4―8月は天候不順から前年下回る

ここから展示会場

日本アクセスの東日本営業部門は、9月18日に東京・池袋のサンシャインシティ展示ホールで「乾物・乾麺・デリカ展示商談会」を開催。約500人の来場を見込む。同社が強みとする乾物・乾麺の展示会に今回新しくデリカ部門を加え、乾物・乾麺の魅力をさらに高めていく。

展示会場ではメーカーブース(デリカ57社、乾物56社、乾麺31社)を中心に、日本アクセスの提案ブースへのメーカー協力を含め約165社が出展。入口ではフジッコの年末エンド提案、乾物市場動向の紹介に始まり、「逸品乾物」コーナーでは角屋米穀、石丸弥蔵商店、佐賀海苔、草野食品、ホクト、「手間なし乾物」コーナーではヤマトタカハシ、ヤマコン、山忠、三幸産業、浜乙女、三幸がそれぞれ出品、こだわり商材の魅力をアピールした。

さらに味の素との共同企画で乾物・乾麺を使った和洋中メニューのトータルコーディネートを提案。「乾物deカレー」コーナーでは、ハウス食品、エスビー食品のカレーと、各種乾物を組み合わせたレシピ提案。「乾麺グランプリ」コーナーでは受賞レシピの紹介を中心に展開。乾物乾麺市場開発研究会(AK研)も原料調達機能を含む総合力を全面的にアピールした。

そして、最も注目を集めたのは、初めての試みとなる乾物・乾麺とデリカのアレンジメニュー、アレンジ丼メニューの提案。担当者イチオシメニューとしては、惣菜売場に提案する「蒲焼弁当」と「カレー牛丼」。丼メニューは、おかずを何品も詰め込む弁当商材と比べて作業効率が高く、人手不足が深刻化する現場の課題解決につながる。カレー牛丼はありそうでなかったメニュー。蒲焼弁当は1日1000食を販売する人気弁当店のメニューをモデルとした。

この他イベントスペースでは、鹿児島の山吉國澤百馬商店が「鰹の生切り実演と鰹節の知識講座」を3回、おびなたが「戸隠流そば打ち実演と太麺・細麺食べ比べ」を2回それぞれ実施。山吉國澤百馬商店は、鰹の漁法の違い(一本釣り・巻網)によるおいしさの違いを説明。一本釣りの鰹は旨み成分であるイノシン酸が110%以上、塩分は半分以下。それぞれの鰹から作る鰹節の試食を通じて違いを紹介した。

また、今期(4-8月)の乾物乾麺売上高は前年比で約95%。4-6月は前年を上回る推移を見せたが、天候不順を背景に7月が大苦戦。8月の2ケタ伸長で巻き返すも及ばずの展開。

なお、西日本営業部門は11月1日にマイドームおおさかで「乾物・乾麺展示商談会」の開催を予定している。

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