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東京・渋谷区とCo育て連携協定/江崎グリコ

投稿日:2019年6月6日

Coparenting社会の実現を目指す

江口執行役員㊧と長谷部区長

江崎グリコは「Co育て(こそだて)PROJECT」の一環として、東京都渋谷区と「渋谷区子育て家庭支援事業に関する連携協定」を6月3日に締結。渋谷区在住、在勤の子育て世代を対象にCo育ての実践促進を協働で進める。

同社は2月から家族で共に取り組む育児「Coparenting(コペアレンティング)」社会の実現を目指す「Co育てPROJECT」を展開。東北大学とは「Coparenting社会実現に向けた社会実装型共同研究」を実施し、妊娠期の夫婦が子育てに重要な〝感じる〟〝考える〟〝コミュニケーション〟を学べる「Co育てプログラム」を開発している。

プログラムの介入が夫婦のCoparenting促進、親としての適応、子どもの発育にどのような影響を与えるのかを縦断型社会実装コホート研究を通して、今後明らかにしていく。

両者は今回の協定に基づき「Co育てプログラム」の紹介と体験会を予定。第一弾として6月9日、育児イベント「渋谷区子育てネウボラ ママ、パパ、子どもたちの渋谷区子育てネウボラ体験」で、「パパとママとのCo育てプログラム トライアルワークショップ」を実施。妊娠中の女性とパートナーを対象に出産、育児の悩みなどを参加者と共に考える。

なお、協定締結日には渋谷区役所で調印式を開き、同社の江口あつみ執行役員は「Co育てPROJECTの推進へ渋谷区という強力なパートナーを得た」と今後の取り組みに自信。さらに長谷部健渋谷区長も同区の子育て事業について言及し、現在「子育て先進シティ・渋谷区」を掲げ、妊娠・出産期から18歳に至るまで子どもと家族を切れ目なく支援する活動「渋谷区子育てネウボラ」を2021年からスタートする。「ネウボラ」とはフィンランド語で「アドバイスの場所」を意味し、育児用品の提供、専門の保健士が相談に応じる。

長谷部区長は「本格始動する2年後に向け、グリコさんの知見も活かしさまざまな取り組みを行っていく」と話した。

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