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大阪府と包括連携協定を締結/カゴメ

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健康増進を主軸に6分野で

カゴメと大阪府が包括協定

カゴメと大阪府は、府民の健康増進を主軸に6分野にわたる連携・協同を促進する包括連携協定を締結。9月4日、大阪府庁で締結式を行った。

連携事項は①健康②子ども・福祉③地域活性④女性活躍・雇用促進⑤防災⑥府政のPRで、このほか協定の目的に沿う事項に対しても取り組む。

特に府民の健康づくりの推進については、カゴメの店頭活動や府民向けセミナー、先日開催した「めっちゃ健康メニューコンテスト」の継続などを通じて、野菜の摂り方の工夫、食環境の向上などに取り組み健康寿命の延伸を図る。10月以降は同メニューコンテストの応募レシピを活用し、大手量販店やレストラン、通販などの各チャネルでメニュー化して展開。また年明けには世界遺産の百舌鳥・古市古墳群の情報発信への協力として、古墳型オムライスやピザトーストなどの展開も行う。

大阪府が推進するV.O.S.メニュー(野菜・油・塩分の量に配慮したメニュー)の普及などでも協力。すでに8月31日には、イオン鶴見緑地店で啓発イベントを実施しており、今後も10月10日「トマトの日」で連携を予定しているほか、愛菜の日(1月31日)、トマト祭り(5~6月)などのイベント時期に合わせ普及啓蒙を図る。

このほか子ども食堂や児童福祉施設の子どもたちを対象に、カゴメ大阪支店のオフィス見学会を開催し、野菜を好きになる食育プログラムを実施する。さらに大阪産(もん)を使用したレシピ開発や小売・外食店舗での販売を通じ認知度向上、消費拡大に協力する。

厚労省データによると大阪府民の野菜摂取量は男性が254gで全国45位、女性は227gで最下位(調査当時震災のあった熊本県を除く)。関西全域でも低い水準にあり、吉村洋文知事は「府民の野菜摂取量の低下は深刻。本協定で健康増進の取り組みを一層進めたい」と期待を寄せた。また寺田直行社長は「大阪府、カゴメそれぞれの資源を活用し、府民の健康づくりを推進する」と話した。

なお、当日はめっちゃ健康コンテストの最優秀賞メニューの試食も行われ、広報担当副知事のもずやんも駆けつけた。

コンテスト愛優秀賞メニューを試食

深刻な野菜不足を解消へ

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