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中之島三井ビルディングに新共用スペース「CUIMOTTE」がオープン/三井不動産

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仕事×食事×AI〝食いもって〟つながり促す

食いもって、つながりを目指す

三井不動産は大阪の中之島三井ビルディングを2002年の竣工来、初の大規模リニューアルを実施。「ヒト×仕事×食事×AI」を掛け合わせた新共用スペース「CUIMOTTE(クイモッテ)」を9月2日にオープンする。

クイモッテは「つながる」をコンセプトに4階ダイニングを刷新。約440席という大規模なコミュニティスペースを設けて入居者同士の出会いを促進し、飲食をしながらさまざまなアイデアやイノベーションの誕生を狙う。日立製作所の価値協創手法を導入し、入居者ともワークショップを行ってニーズを吸い上げた。入居者同士のつながりのきっかけを作るイベントも随時行う。

内装はフロアを大型客船、入居者をクルーに見立てて航海をイメージした作りに。ネーミングのCUIMOTTEは、CUISINE(仏語の料理)とMOTTO(もっと)を合わせた造語で、関西らしい「~しもって」というニュアンスも持たせ、〝食いもって〟つながることを期待する。

食事はキッチンとカフェ&バーで提供する(運営はソルト・コンソーシアム)。営業時間は8~21時で、モーニング、ランチ、ディナー(バー含む)とオールデイで使用可能(土日は休業も相談可)。なお外部の利用もできる。ランチは看板メニューのステーキランチ(650円~)など30種類以上。にぎり寿司や刺身、タパス、フルーツたっぷりのシュークリーム、スムージー、アルコールなど豊富なメニューが揃う。

席は各所にコンセントやモニター、WiFi環境を配備し、ライブラリー、会議室も設置。施設内では新たにAIの実験も行う。複数のカメラでデータを収集しAIが解析。混雑緩和や最適レイアウトの構築、フードロス削減につなげることで快適なサービス提供を目指す。さらに施設のコーディネートやサポートを行うコンシェルジュも常駐と至れり尽くせり。

8月29日に同ビルで行われた会見で三井不動産の弘中聡常務執行役員関西支社長は、「テクノロジー活用による不動産業のイノベーション、働く人の生産性向上や快適さ・健康の追求、新たな産業の創造」などと長期経営方針を説明した。

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