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“平成から新たなステージへ!!”業務用でも試食提案/大物

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春の謝恩展示会を開く

初めて設置された業務用試食コーナー

総合食品卸商社・大物(大阪市生野区、日阪俊典社長)は2月13・14日の2日間、マイドームおおさかで平成31年大物春季謝恩展示会を開催。「平成から新たなステージへ!!」と銘打って行われた展示会は、メーカーなど155社が出展、得意先200社(卸160社、SM40社)380人が来場した。

会場入場口付近には、出展メーカーの一押し商品を一堂に並べて紹介したほか、同社が今期から掲げる「健康宣言」をパネルで説明。また昨年、多発した災害への備えとして防災関連商品も展示。大物推奨商品としては関西エリアで露出の少ないこだわり品を案内。さらに得意先の開発商品を試飲・試食を交えて紹介した。今回から提案する業務用メーカーによる試食・試飲も実施、10社が積極提案を行った。家庭用NBと併せ、試食小間は20社余りがメニューを提案した。

挨拶に立った日阪社長=写真=は、NHKで放映中の「まんぷく」のドラマ内でまんぷくラーメンが完成したことを受け「チキンラーメン誕生当時の萬平さんは48歳。当社の日阪一郎会長は30歳で、大阪の鶴橋で食品問屋・日阪商店を営んでいた。チキンラーメンと出会い歴史をつないできた結果、今の大物がある。出展企業の皆さんもそれぞれ企業誕生の物語や歴史があり、その長い歴史のなかで各社の商品販売を継続させてもらっていることに感謝したい」と感慨深げに語った。

日阪社長によると、今期の売上高は10月以降、微減で推移しているものの利益改善は進んでいるという。ただし物流コストの高まりは尋常ではなく、こうした厳しい環境下での成長戦略についても方針を示した。

同社は大手卸が対応しきれない中小規模の卸業・小売業を得意先とし、ここ3年間で新規登録件数が年間30~40件、3年で110件増えている。前期売上高の10%を占めており、この新規得意先の増加が成長企業の証であるとしている。現在も国内食品商品の海外輸出を検討する企業やヘルスケア用品等を扱う企業で食品販売を計画する企業等から問い合わせが後を絶たない。

5年後には前期実績比で125%となる売上高150億円の達成を目標としているが、達成時点で新規得意先の構成比を25%程度まで高める考えだ。日阪社長は「この目標は攻めに出て〝勝ちに行く〟ことを意味する。取引先各社とは改めてこの125%の向上意識を共有したい」と呼びかけた。

業務用商材を10社が試食で積極アピール

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